返金保証は返金されないって本当?からくりの真相を暴露
返金保証って「返金されないからくりなのでは?」と心配になりますよね。
返金保証サービスを行っているサプリメントや化粧品などは複数あります。しかし手続き方法が複雑だったり、実は返金されないからくりがあるのではないかと疑ってしまいます。
実際のところ、返金保証は正しく申請すれば、返金されないことはありません。
ただし、逆にいうと、申請に不備があれば返金されないことになります。
返金保証で返金されない…といったトラブルにならないように、ここでは返金保証の注意点を紹介します。また返金保証を使用しないほうが良いケースもわかりますので、返金保証の真実がわかりますよ。
返金保証は返金されない?適用条件に注意
返金保証(Money-back guarantee)とは、商品を実際に利用して満足できなければ代金を返金するというサービスです。
購入代金を返金してもらえるのなら、お試し感覚で購入できます。購入意欲を掻き立てられる制度なのですが、返金保証には適用条件があることに注意しなければなりません。すべてを満たしていないと、返金されないというトラブルが発生してしてしまいます。
参考:トラブル事例4 「やせなかったら、返金保証」って本当?|知っているようで知らない!?インターネット通販の基礎知識
返金保証は申請期間が決まっている
返金保証は決められた期間内に、電話やオンラインなどで申請する必要があります。 「商品が届いてから15日~25日以内に申請」といった感じです。申請期間を過ぎてしまうと、返金保証の対象外となり返金されません。
返金保証の適用期間は、一般的に数週間~1か月くらいとなっています。注意したいのは、商品によって起算日が異なる点です。
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商品が発送されてから〇〇日以内
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商品が手元に届いてから〇〇日以内
など、商品ごとに設定されていますので、確認しておきましょう。ただ、中には無期限と期間を設けていない商品もあります。
返金保証を利用できる理由に注意
返金保証はどのようなときに利用できるのかに注意しなければなりません。
返金保証が利用できるのは「体質に合わない」という理由になっていれば、効果がないからという理由では返金されない可能性が高いです。また「効果を感じられない」という理由になってれば、体調が悪くなったり、肌荒れをしたといった理由では返金されない可能性が高いです。
返金保証で返金される金額はいくらか
返金保証では商品代金の全額や一部など、返金される金額が設定されています。
多いのは初回の商品代金の全額を返金するという商品です。2回購入したとしても、返金されるのは初回分のみというシステムです。2回目の代金は返金されません。返金期間が無期限であったとしても、返金保証で返ってくるのは初回の購入代金のみとなることがほとんどです。
そして、支払い時にかかった手数料や送料等は返金保証の対象外となるのが普通です。購入した商品の代金しか返金されないというからくりがあるのです。返金保証でいくら返金されるのかをしっかり確認しておかないと、思っていた金額が返金されない事態になってしまいます。
返金保証には返送しなければならないものがある
返金保証では、購入した商品の容器や箱などを返送しないと返金されないので気を付けてください。
返金保証に必要なもの(例)
- 商品が入っている箱
- 商品のパッケージ(容器)
- チラシなどの同梱物
- 納品書などの書類
商品のパッケージのみで良いという商品もあるのですが、注文した商品と一緒に届いたものすべての返送が必要と、厳しい条件を提示していることは少なくありません。
商品の外箱や同封されているチラシなどは、必要ないからとすぐに捨ててしまう方が多いのではないでしょうか。返送しなければならないアイテムを用意できないため、返金保証が適用にならなかったというケースがあるので気を付けましょう。
返金保証を利用する可能性があるなら、注文時に届いたものはすべて保管しておくのがおすすめです。
ちなみに、商品のパッケージは使用済みでも返送が必要という返金保証もあります。使い切った化粧品や飲み切ったサプリメントなどのパッケージも、保管しておくのが良いでしょう。
返金保証制度がある理由
返金保証があると商品を購入してもらいやすくなりますし、信頼性もアップします。結果的に売り上げアップにつながります。
返金保証の申請が殺到すると販売元の利益が減ってしまう気がしますが、販売元にはメリットがある制度なのです。
返金保証があると商品を購入してもらいやすい
返金保証があると、商品を購入してもらいやすくなります。
初めて購入するアイテムって、自分に合うのか、効果があるのかなど、不安がありますよね。
もし満足できなくても、返金保証で返金してもらえるなら 損をするリスクは減ります。損をしないなら注文しちゃおうかな…となるワケです。
返金保証があると信頼性が増す
返金保証には、商品や販売元の信頼をアップさせる効果があります。
返金保証があるのは、提供する商品に自信があるからとアピールできます。品質が高く購入者の満足度も高い商品であるという印象を与えることができます。よって、消費者の購入意欲をアップできるのです。
返金保証を使うと損をするケース がある
返金保証で損をするのは、返金されないケースだけではありません。返金保証を利用しないほうが良い商品もあります。
返金保証を利用しないほうが良い商品
Aというサプリには、定期購入の初回商品代金が返金される返金保証制度があります。
初回の商品代金は980円(税込み・送料込み)です。
この場合、返金保証を申請したら、980円が返金されると思うのが普通でしょう。
ただ、返金保証には細かい条件が設定されており、思った金額が返金されないケースはあります。
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送料は返金されない(送料無料の商品は送料実費分を返金金額から差し引かれる)
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商品のパッケージなどの返送は記録が残る方法を使用し送料は元払い
- 返金分の振込手数料は購入者負担
上記のような条件の返金保証は、悪質であるといえます。
まず、送料はサプリメントなど軽く小さいものであっても、200~300円程度はかかっていると思って良いでしょう。980円から200円引くと、返金保証で返金されるのは780円ということになります。
そして商品のパッケージなどの返送は元払いとなり、しかも宅急便や宅配便などの「記録が残る方法」を使用しなければなりません。
ゆうパックの一番小さい60サイズでも、関東から関東への送料は810円です。北海道から関東に送るとすると、送料は1,300円もかかります。この時点で、返金保証の対象となる商品代金よりも返送料のほうが高くなっていますね。つまり、返金保証を申請すると損をしてしまうのです。
A4ファイルサイズ・厚さ3センチ以内ならレターパックライトを使用する方法もありますが、それでも返送料は370円かかってしまいます。
さらに返金手数料を負担しなければならないなんて、1円も返金されない条件と思って良いでしょう。
返金保証が付いても意味がない商品もあることは覚えておいてください。
返金保証を利用したほうが良い商品
返金保証を利用したほうが良いのは、返送料などを考慮しても返金金額が高くなる商品です。
「オデコディープパッチ」という商品の返品保証を例にあげてみましょう。
- 定期購入の初回代金5,478円を返金
- 送料199円は返金対象外
- 商品パッケージなどの返送は記録の残る方法で元払い
送料は返金対象外となり返金されないですし、返送は記録の残る方法で元払いとなりますが、返金される金額が高いので返金保証を利用したほうがお得になる可能性が高いです。
レターパックライトであれば370円で返送できますし、宅配便や宅急便を使用したとしても返金される代金のほうが高くなるでしょう。
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返金保証で返金されないのは適用条件をクリアしていないから
返金保証で返金されない原因は、適用条件をクリアできていないことがほとんどです。
サプリメントや化粧品を購入する前に、返金保証の条件は確認しておくようにしましょう。
また中には、返金保証を利用すると損をしてしまう条件の商品もあります。返金保証がある商品が、必ずしもお得とは限らない点にも注意が必要です。
返金保証を上手に活用して、自分に合った商品を見つけてくださいね。